【コーポレート部長インタビュー】バックオフィスからも挑戦を仕掛け、誇りをもって働けるチームをつくる

ゲームブランド「ライトフライヤースタジオ」を運営し、「新しい驚きを、世界中の人へ。」を掲げる、WFS。最高のゲームを生み出し続けるためには、すべての社員にとって働きやすい環境を整える「コーポレート部」の存在が不可欠です。人事、総務、広報など幅広いバックオフィス業務を担う同部は、組織を陰で支え続けています。
あらためて、コーポレート部はどのような役割を担う部署なのか。今取り組んでいる新しい挑戦とは何か。自身も、エンジニアからバックオフィス業務へとキャリアチェンジをし、チャレンジを続けているコーポレート部 部長、紙谷憲に話を聞きました。

紙谷 憲
コーポレート部 部長

2013年にグリーに入社し、ライトフライヤースタジオの立ち上げに参画。課金・認証基盤の開発・運用に従事し、その後CS・QAなど管理系部門のマネジメントや海外展開の推進を担当。2019年よりエンジニアリング部門の責任者を務め、2022年10月に開発本部の副本部長へ。2024年1月よりコーポレート部 部長へ就任し、現在に至る。

「開発経験のあるコーポレート責任者」だからこそ、できることがあるはず

── まずは、自己紹介をお願いします。

紙谷ファーストキャリアは電機メーカーで、半導体設計や商品開発に携わりました。新卒で入社してから7年半勤め、その後はベンチャーを経てグリーへサーバーサイドエンジニアとして入社しました。

── エンジニアとして入社されたにもかかわらず、現在はコーポレート部の部長を務めています。どのような経緯でキャリアチェンジしたのか教えてください。

紙谷今思えば転機は、Gamelibと呼ばれる課金認証共通基盤システムの開発部署のマネージャーを任されたことだったと思います。共通機能部門のマネージャーは、システム開発だけではなく関連する部門とのコミュニケーションも求められます。カスタマーサクセス、品質保証、経理、法務など幅広い部門ともやり取りをしてきました。
Gamelibはライトフライヤースタジオで開発していたのですが、そのシステムの安定性が評価され、やがてグリーグループ全体で使われるようになりました。そして1年ほど前、この基盤システムの保守開発をする部門がグリーに置かれることになりました。そのとき、10年以上勤めたライトフライヤースタジオに愛着を感じていたこともあり、残ることにしたのです。
メインの役割が1つ減ることになるため、自分のリソースをどこに活用するのが一番スタジオのためになるのか考え、行き着いたのは採用でした。ちょうど同じころ、組織の重要課題の一つであったエンジニア採用にエンジニア組織の責任者として携わっており、ここにさらに力を入れたいと思っていたのです。
人事の経験しかないメンバーだと、現場のリアルな姿を伝えることはなかなか難しいですが、10年以上開発現場にいた私なら、細かいところまで候補者様に伝えることができます。これからライトフライヤースタジオをさらに成長させるために、採用競争力を高めることは非常に重要です。そこで、今のコーポレート部の前身となるHRGA(Human Resources & General Affairs)部の副部長を任せてもらいました。
最初は、元々担当していた開発のマネジメント業務と兼任をするかたちでした。しかし徐々にコーポレート業務をメインにする方が良いのではと思うようになりました。エンジニア時代、どちらかというと自分でコードを書いて作り上げていくというよりは、仕様調整や他部署との連携が得意領域でした。そのような自分の能力を活かせば、さらに組織全体がうまく回るようにサポートできるのではと思ったのです。
また、現場のことがよくわかったコーポレート業務責任者になることで、自身の価値を高めていきたいという想いもありました。
そのような流れもあって、軸足をコーポレート業務に徐々におくようになりました。そして、2024年、組織体制の変更とともにコーポレート部部長に任命され、現在に至ります。

ライトフライヤースタジオの認知拡大に力を入れるため、広報チーム立ち上げ

── あらためて、コーポレート部の役割を教えてください。

紙谷簡単に言うと開発関連業務以外の、幅広いバックオフィス業務を担っています。採用や労務といった人事に関する業務はもちろん、オフィス環境を整えるような総務的な仕事も守備範囲です。

── コーポレート部として掲げているミッションはありますか?

紙谷「社会的責任を果たし、​​最高に働きやすいライトフライヤースタジオをつくる」です。コンプライアンスを守った上で、社内外の関係者からリスペクトされ、誰もが気持ちよく働ける環境を整えるのだ、という意志が込められており、さらに、会社全体で掲げているする「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の浸透にも貢献できればと考えています。

── コーポレート部が今、とくに力を入れていることがあれば教えてください。

紙谷まだ立ち上げたばかりで、進行中のプロジェクトは少ないですが、とくに力を入れている活動の一つが、広報機能の強化です。
ライトフライヤースタジオは優秀なクリエイターが多い会社であることは間違いありません。しかしその強さを、効果的に発信できていないと感じていました。そこで、コーポレート部の中に新しく「広報チーム」をつくり、認知拡大に向けた様々な施策の実施に力を入れようと思ったのです。
我々の会社を好きになってくれる人を増やすことはもちろん、社内のメンバーが「ライトフライヤースタジオにいて良かった」と誇りをもってもらえるようにしたいと思っています。
具体的には、様々なメディアに取り上げてもらったり、社内のメンバーが外部のイベントに登壇をしたりするなど、露出の機会を増やせるようサポートしていく予定です。また、SNS公式アカウントのような、会社で運用する情報発信の媒体も、積極的に活用していければと思っています。

「守り」だけでなく、「攻め」の挑戦を繰り返し、会社の急成長を支える

── コーポレート部は、一般的には「守り」の業務だと捉えられがちですが、新しい挑戦を積極的におこなっているのですね。

紙谷そうですね。
コーポレート関連の業務をコストと捉え、できるだけ最低限のリソースで回せるようにする、という考え方もあると思います。しかし、それだとコーポレート部が、発生した問題を対処するだけの組織になってしまい、所属メンバーにとってあまりやりがいを感じにくくなってしまうと思うのです。
ライトフライヤースタジオには挑戦を良しとする文化があり、実際にクリエイターたちは、新しい驚きを世の中に生み出すための挑戦をし続けています。であれば、コーポレートの人たちにも同様に挑戦の文化を醸成したいのです。
とくにライトフライヤースタジオも手がけているライブサービスゲーム市場は、今まさに変化の時期を迎えており、コーポレートに求められる役割も変化し続けています。それに追従するにはコーポレート部としても挑戦を続けなければなりません。
もちろん、安定運用が第一優先であることは変わりません。それでも、コーポレート部全体としては、日々できることを増やし、所属するメンバー一人ひとりが成長できる環境でありたいと思っています。

コーポレート部のメンバーが、さらに誇りをもって働けるチームをつくる

── コーポレート部部長としての、今後の展望を教えてください。

紙谷所属するメンバーが、誇りをもって働ける場所にしたいと思っています。私自身、誰かから感謝をされることにやりがいを感じ、誇りをもって働いているので、同じようにプロとして自分の専門領域をまっとうする人が集まる組織にしたいです。
そのためにも、ルーティン的な業務にはきちんと取り組みつつ、まだ手がつけられていない課題を発見し、解決のためのアプローチに積極的に取り組むチームでありたいです。ときには我々のような支える側の部署であっても、社内外から注目される挑戦を仕掛けることがあっても良いと思っています。

── コーポレート部は採用業務も担っています。せっかくなので、ライトフライヤースタジオに求める人物像についても教えてください。

紙谷ゲームが大好きで、本気でこだわったタイトルをつくりたい人にぜひ来てほしいです。ライトフライヤースタジオは職種や役割で業務が区切られていません。情熱があれば、自分の専門領域以外にも関われるため、こだわりの強い人には、マッチする環境があると思います。
コーポレート部に求める人としては、これからの組織に必要な機能を自分で構想し、つくっていける人です。ライトフライヤースタジオは2024年で10周年を迎え、これから新たな挑戦を続けていくまさに第二創業といえるような時期を迎えます。フェーズが移り変わりゆく中で、必要な役割は多く生まれると思いますので、その整備を一緒に担える人だと良いなと思います。
そのうえで、ライトフライヤースタジオが掲げるビジョン「新しい驚きを、世界中の人へ。」に共感してくれる人なら最高です。ぜひ、これからの会社の土台を、一緒につくっていければと思います。興味をもってくださった方は、一度お話できると嬉しいです。

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